扇子の知識

扇子に使われる色・柄

扇子は団扇に比べて一見高級なイメージがありますが、折り畳んで携帯することができるため案外カジュアルに使われています。
そうした普段使いの扇子によく使われる色や柄には面白い傾向があります。女性用の場合、白無地・色無地やそれに近い小紋のようなうっすらとした模様の地にワンポイントのようなイメージを感じさせる草花や蝶などがあしらわれたデザインが多くありますが、男性用の場合はそうしたワンポイント(こちらは松や竹、泳ぐ魚などの絵)だけでなく全面に風景画系統の浮世絵をデザインした、浮世絵を多く所蔵する博物館や美術館のミュージアムショップでも扱えそうなものもあります。これは落語家など寄席芸能の芸能人が使う扇子も同様です。
一方舞踊用(狭義の日本舞踊用のものだけでなく、仙台のすずめ踊りなどのような大規模な祭りでの踊りに使用するものも含めて)の扇子は、男性用・女性用共に柄が全面的に配されているものが大変多く、普段使いに比べて色合いが濃く鮮やかであることが大きな特徴です。金色や銀色を大胆に使ったものも少なくありません。

扇子の柄について

オリジナリティー溢れる扇子を自費で制作する際には、どのような柄を作成するのかをきちんと確認していく部分が需要であり、制作の過程から印刷までをどのように頼めばよいかが大きなポイントになるのです。最近は記念品として贈呈するような内容も存在しており、デザインのコンセプトや色合いによっても料金体系が変化していくことになります。オーダーメイドする場合は、事前にシミュレーションをする必要があるため、前例を参考にしながら扇子の柄について見ていくところが大切です。
その一方で伝統的な扇子のデザインを踏襲した古風なものが若い世代には受けており、日本の文化を知るきっかけにもなっています。夏の風物詩になっているということから、初夏を迎える時期にはたくさんの依頼を受けるようなケースがここ数年は増えているのです。魅力的なセンスを手に入れることで、暑い時期を快適に乗り切る可能性も出ていきます。伝統的な製品は、まだまだ魅力が残されているわけです。

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Last update:2016/2/17